頭に浮かんだあの人の本当の姿を知っていますか?
見方によっていろいろ変わるのが普通ですよね。
というのが私の答えです。
先日、DIGIDAYに出ていた記事なのですが
記事タイトルのとおり、アトランティック社は自分たちのコンテンツに接触してくれる人を「読者」ではなく「顧客」と捉えるようにコミュニケーションをシフトして成功しているそうなんですね。
(ちなみにアトランティックっていうのは150年以上の歴史がある老舗出版社。デジタルシフトに成功して復活した代表例です)
メディア・パブ: 153年の老舗雑誌「Atlantic」、デジタル強化で勢い復活
この考え方って、逆から眺めるとそのまんまコンテンツマーケティングの構造なんですよ。
つまり、あなたの顧客(潜在/健在)は、あなたのビジネスに関わる記事(コンテンツ)の読者である(少なくとも成り得る可能性は高い)という意味で。
で、以前のブログでも触れましたが、
仕事に熱心な人ほど、常に自分のビジネスに関わる情報への反射神経が鋭く、アンテナの感度も高い。要するに通勤電車モードでも、家でくつろいでるモードでも、トイレに入ってるモードでも、瞬間的にビジネス脳スイッチが入る、入れられる。
とするならば、「顧客はどこにいるんだ?どこで出会えるんだ?」というストレートな顧客seek発想だけに囚われず、それと同時にあなたにとっての理想的な顧客として頭に浮かぶあの人を(一つの切り口から見るのをやめて)別の視点から捉え直して、その「別の顔」に接触する方法を考えてみれば新たなコミュニケーション戦略への突破口になる、というわけです。
(その切り口探しには「デザイン・シンキング」が有効なのですが、その話はまた別の機会に)
自分のことに置き換えてみればよくわかると思うのですが、あなたご自身も「◯◯業界の会社員でしょ」なんて決めつけられたらあんまり気分は良くないでしょうし、そんなの
見方によっていろいろ変わるのが普通ですよね。