どうして一部上場企業を辞めるという決断ができたのか?
ある人に言われた言葉に、その3年後、突然背中を押されたからです。
というのが私の答えです。
(あ、で、この話は「いまの勤務先を辞めた」というわけではなく、私が最初に転職をした20代の頃の話ですのであしからず)
実際の業務(特に広告系)においては、会社やプロジェクトの規模が大きくなればなるほど四半期ベースでの短期的な成果の可視化が求められがち(これがデジタル広告になるとそのタームはもっともっと短い…)ですよね。
でも当然ですが、コミュニケーションの効果が出るまでのスパンというのは一様ではなくて、長期的な効果を見据えて行うべき施策、開発するべき言葉、が必要な場合も多々あるわけです。(かといって数年後のための種まきとして「インパクトの強いTVCM打ちましょう!」っていう言説を私は全く支持しませんがそれについてはまた別の機会に)
ここで勘違いされがちなのが「長いスパンで見る」的なことを言うと「結果に対する責任感がない!」とおっしゃる方がいるのですが、それはたぶんその方ご自身が「勝ち逃げ」発想をしているからだろうと私は考えておりまして、私(と私が勤める会社)にとっての「長期的に考えましょう」はつまり「それだけの期間、私たちも人生かけてお付き合いさせていただきます」ということなので、むしろ絶対に結果から逃げない「究極の成果主義」なんですね。
相手に、より大きな決断を促す場合には、こちらもそれだけの熱量と時間をかけてお付き合いする覚悟がないと双方にとって幸せな結果がうまれるわけがない。(「こんなに大切なことにこの場で返事しろって言われても…」っていうアレですね)
でも、「それじゃぁ、とにかく時間の猶予を設けさえればよいの」というと、もちろんそういうわけでもありません。
ではどうするのか?というときに私がとるアプローチが「コミュニケーション・ポートフォリオ」という考え方なのですが、長くなるのでご興味をお持ちいただける方はぜひにお問い合わせいただければと。
それなりに大きな会社で、それなりに優遇された日々を過ごしていた若者を、”お金や福利厚生を理由にではなく転職する”という決断に導くなんて大きな話も、コミュニケーション・ポートフォリオに当てはめて追ってみるとそれ以外の結論が出ないんじゃないかなぁっていうぐらいものすごく真っ当なフローに落とし込むことができますから。
ちなみにコミュニケーション・ポートフォリオは事後分析のためだけに使われるツールではなく、これから打っていく施策の戦略立案のためにこそ効果を発揮すると自負しております。なぜそんなことがいえるのかといいますと、それはもちろん私自身が実体験で、
ある人に言われた言葉に、その3年後、突然背中を押されたからです。
(言ったあの方は「してやったり」と思ってるのかなぁ。今度聞いてみよう)
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